『 、恋をする』あらすじ
*今作では、「人を殴るシーン」「人を理不尽に詰めるシーン」があります。凶器や流血、大声で恫喝するといったシーンはありません(と、認識しています)。
ご観劇に際し不安がある方は、お気軽にメールにてご相談ください。
あらすじ、とは言っても特に巨大なドラマが起きるわけではないと思います。
二人組が三つ、出てきます。
恋をする、ということについて話す組もいるし、話さない組もいます。
二人組のうち一つは、「練磨」という謎の概念の何かを共に行っています。
宗教かもしれませんが、宗教ではないかもしれません。わかりません。
どっちでもいいと思います。結局は同じなので。
二人組のうち一つは、恋人同士として共に暮らしています。
一緒にいて幸せなのでしょうか? それもわかりません。
幸せだと思う人もいるし、思わない人もいると思います。
二人組のうち一つは、何かしらのビジネスパートナーです。
利害関係、という言葉がありますが、どっちかだけが利を得ることもあるし、
どっちも利を得ることもありますね。
そのような二人組たちの、ある日(々)が、多分ですが粛々と目の前を通り過ぎて行く作品です。
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るんげのコメント
作と演出のるんげです。
初めてラブストーリーを書きました。今まで意識的に避けていました。
恋愛が嫌いです。
他人が私と無関係にする恋愛は全く嫌ではないのですが、自分は恋愛したくないし、恋愛の何らかに巻き込まれたくもないです。
あまり自分で自分にこの言葉を使うのは好きではないのですが、所謂アロマンティックなるもの、あるいはそれに近しいもの、という性質を私は持っているようです。だからどうというわけではありませんが……
恋愛、理不尽なことや暴力的なことが多いんじゃないかと思っています。
挙げればたくさんあるのですが、例えば「恋人に自分以外の人と仲良くしないでほしい」とか。
それは暴力的では? 恋人はあなたの所有物ではないのでは? と思うのです。
でも、そういう気持ちになってしまうことはあるんだと思います。
あるいは、そう思われたい(所有されたい)ということもあるかもしれません。
正直、私にはわかりません。
でも、わからないところから、すべての恋を祝福したいと思います。
恋愛が嫌い、ということ自体が悪いとは思いませんが、恋愛が嫌いだからと言ってすべての恋を憎むのは違うだろうし、わからないところからできる祝福もあるんじゃないかな? という、感じです。
恋を手放しに礼賛したり、蔑んだり、そういうことはしたくないです。
あとこれはあまりうまく言葉にできていないのですが、せっかくなので書いておきます。
私は、自分が女性であるということから逃れることはおそらくできないのだろうと思います。
ずっとなんとなく、「女だと面白いと思ってもらえない」「女流って感じの作品だと思われたくない」みたいな強い思い込み、というか被害妄想みたいなものがあるのですが、今回はあまりそういうのを気にせずやってみようと思います。
誰かにとっての憑き物落としのような作品になればいいなとは思いますが、
別にならなくてもそれはそれでいいと思います。