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​るんげ 演劇お休みのお知らせ

明けましておめでとうございます。るんげです。演劇をお休みします。

本当は次の作品(『あるまじき週末(仮)』)をやってからにする予定だったのですが、この判断になりました。
『あ、無情』の当日パンフレットに「次の作品でお休みします」とお知らせを書きました。ご来場いただいた方々、気にかけてくださった方々、嘘になってしまったことをお詫びします。

理由としては自分の体で治さなければいけないところがあるのもそうですが、その他にも大きく2つあります。


1つ目は、製作の場における暴力に関することです。


私はこの13年間において、自分が無謬の者だとは絶対に言えないです。暴力は怒鳴る、殴るといったものだけに限りません。
恥ずかしいことですが、私は単に意識が低かったばかりかしっかりと自分の考えや価値基準を持てていなかった/言えなかったことや、「舐められている」と思い込み、舐められていないように見えた人の振る舞いを真似していたこともありました。仮に舐められていたとしても自分のせいなのに、自分の力不足を他人に責任転嫁する卑怯な考えでした。

私によって傷ついた人に対し申し訳なく感じるとともに、謝罪を押しつけることは自分がすっきりしたいという自分勝手なものであるということについても無視してはいけないと思っています。


また、暴力に対して暴力でやり返したこともあります。それでは何の解決にもならないし、たとえ自分には向かなくなったとしても結局は暴力を助長させる、あるいは別の暴力を生み出すだけだったと今となっては感じます。

昨年は人の話を聞いたり、作品を鑑賞したり、ニュースを見たり、後述の出来事があったりということから、今更ながら暴力について考える時間がそれまでよりも長くありました。そうした中で、公表はしていませんが自分なりに取り組んだこともいくつかあります。
しかしやはり「自分なり」では意味がないと思いました。暴力、また演出という立場そのものが持つ権威性というものについて時間をかけてもっと学んで、客観的に暴力的でないと判断してもらえるような製作環境を整備する必要があります。

暴力的でない製作環境を整備するということは、普段の言動や作品のスタイルとは関係ないと思います。加えて、言論や表現の自由と暴力も別次元の問題と考えています。

 

2つ目は、物理的な危険性に関することです。

以下の記述において「加害者」「被害者」という言葉を使うことには正直抵抗があるのですが、理論上および便宜上使用してしまうことをご容赦ください。


詳細は控えますが、とあることで私は被害者になってしまいました。加害者と私という当事者間では、件については既に話がついたものと私は認識していたのですが、加害者の周辺人物を名乗る人から、違法とは言えない範囲内での嫌がらせが私と肉汁サイドストーリーに対してありました。

周辺人物に関しては顔が分からないので、警戒・警備のしようがないというのが現状です。今後も私が公に活動するとなると、私が気づかないままその場所にアクセスしてくる可能性は否定できません。そうなれば、私だけでなく座組に対しても何をされるか正直わかりません。座組の安全を守るべき立場にいる私が、個人的なことが原因で座組を危険に晒すわけにはいかないと思います。

「周辺人物」の方、これを御覧になっていると思いますが、件の詳細や加害者とあなたの名前は肉汁サイドストーリーのメンバにも話していません。肉汁サイドストーリー自体やメンバにアクションを起こすことはおやめください。

以上2つの理由から、少なくとも今までのように演劇を続けることはできないと思いました。
肉汁サイドストーリーの他メンバに関しては、各々のペースで元気にやっていきますので、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

これまで加入してくれたメンバ、外部の関わってくれた方々、劇を観てくれた方々全員に感謝します。

 

 

るんげ

​2023年1月4日20:00 

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